YouTube BGMおすすめ8選|著作権フリー音楽ライブラリ比較
著作権付き楽曲を使うと広告収益の100%が権利者に流れる。無料・有料8つのBGMライブラリを比較し選び方を解説。
YouTubeの動画に著作権のある楽曲を使うと、Content IDが自動検知して広告収益の**100%**が権利者に転送されます。一部ではなく全額です。動画は公開されたまま広告も表示されますが、1円もクリエイターには入りません。これがYouTubeで最も多い収益化トラブルの原因です。
解決策はロイヤリティフリー音楽 — Content ID申し立てを受けずに商用利用できるBGMライブラリを使うことです。YouTube公式のオーディオライブラリからEpidemic Sound、Artlistなどの有料サービスまで選択肢は幅広く、料金・カタログ規模・ライセンス条件・Content ID保護の範囲がそれぞれ異なります。
この記事では8つのBGMライブラリを比較します。著作権トラブルへの対処は著作権申し立てガイド、収益化停止の予防は収益化停止の回避と復旧ガイドを参照してください。
8つのBGMライブラリ一覧比較
| ライブラリ | 料金 | カタログ規模 | Content ID保護 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
| YouTube Audio Library | 無料 | 4,000曲以上 | あり | 初心者・予算ゼロ |
| Epidemic Sound | $15/月(約2,300円) | 40,000曲以上 | あり(ホワイトリスト) | フルタイムクリエイター |
| Artlist | $10/月(年払い、約1,500円) | 30,000曲以上 | あり | 映像系・永久ライセンス重視 |
| Uppbeat | 無料(月3曲)/ $8/月 | 15,000曲以上 | あり | 予算を抑えたいクリエイター |
| Musicbed | $10/月〜 | 15,000曲以上 | あり | 高品質BGM重視 |
| Soundstripe | $15/月 | 15,000曲以上 | あり | 汎用・コスパ重視 |
| Pixabay Music | 無料 | 5,000曲以上 | 不安定 | 予算ゼロ・単発利用 |
| Bensound | 無料(クレジット要)/ $50+/年 | 2,000曲以上 | 不安定 | たまに使う程度 |
各ライブラリの詳細
1. YouTube Audio Library(無料)
YouTube Studioの左メニュー「オーディオライブラリ」から直接アクセスできる公式の無料サービスです。
メリット:
- 完全無料。登録もクレジット表記も不要
- 4,000曲以上の楽曲と1,000以上の効果音
- ジャンル・ムード・楽器・再生時間で検索可能
- すべてのトラックが収益化動画で使用許可済み
- Content ID申し立てが発生しない
デメリット:
- カタログが小さく、数ヶ月使うと同じ曲に当たる
- 品質にばらつきがある
- 人気クリエイターも同じ曲を使っているため、他チャンネルと被りやすい
- ジャンルの偏りが大きい(ローファイ・アンビエント・ポップに集中)
おすすめ: BGMに予算をかけられない初心者。著作権の心配なく安全に使い始めたい場合に最適です。
2. Epidemic Sound($15/月 ≒ 2,300円)
40,000曲以上のカタログとContent IDホワイトリスト機能で、フルタイムクリエイターの業界標準です。
メリット:
- 40,000曲以上、90,000以上の効果音
- ムード・ジャンル・コンテンツタイプ別のプレイリスト
- Content IDホワイトリスト — チャンネルを登録するため、他人が無断使用しても自分の動画は保護される
- ステム(ボーカル・ドラム・ベース単体)のダウンロードが可能
- 毎日新曲が追加される
デメリット:
- 解約するとライセンスが失効する。 動画から楽曲を削除しないと申し立てリスクあり
- クラシックやジャズのカタログは手薄
おすすめ: 週1本以上投稿するクリエイター。Content ID保護が業界最強で、BGM探しに時間をかけたくない場合に最適です。
3. Artlist($10/月、年払い ≒ 1,500円/月)
年額$119.88(約18,000円)のSocial Creatorプラン、$199.88(約30,000円)のCreator Proプランがあります。
メリット:
- 30,000曲以上、100,000以上の効果音
- 映画品質の高クオリティ楽曲
- 永久ライセンス — サブスク期間中に使った曲は、解約後も永続的にライセンスが有効
- SFXが全プランに含まれる
- Premiere Pro/DaVinci Resolveプラグインあり
デメリット:
- Epidemic Soundよりカタログが小さい
- ヒップホップ・エレクトロニカ系は映画系に比べて手薄
- 月払い不可(年払いのみ)
おすすめ: 映像系クリエイターや、解約後のライセンスリスクを避けたい方。 永久ライセンスは長期運用で最大の安心材料になります。
4. Uppbeat(無料 / $8/月 ≒ 1,200円)
無料プランでも月3曲のContent ID保護付きダウンロードが可能で、低予算クリエイターに強い選択肢です。
メリット:
- 無料プラン:月3曲まで(クレジット表記要)
- 有料プラン:無制限ダウンロード、クレジット不要
- Content ID保護は無料・有料どちらも対応
- コンテンツタイプ別プレイリスト(料理・テック・フィットネス)
デメリット:
- カタログはEpidemic SoundやArtlistより小さい
- 無料プランでは動画説明欄にクレジット表記が必須
- 効果音カタログが限定的
おすすめ: 月1〜3本投稿で予算を抑えたい方。無料プランが「お試し」ではなく実用レベルなのが強みです。
5. Musicbed($10/月〜 ≒ 1,500円〜)
インディーアーティストやプロの作曲家による楽曲を手動キュレーションしたサービスです。
メリット:
- 8ライブラリ中で平均楽曲品質が最も高い
- ミュージックスーパーバイザーが手作業で選曲
- 映画・広告レベルのプロダクション
デメリット:
- カタログが小さい
- 高ボリュームライブラリと比較してコスパが低い
- プランによって使える曲が制限される
おすすめ: ウェディングビデオグラファー、ブランドコンテンツ制作者、ドキュメンタリー制作者など品質最優先の方に。
6. Soundstripe($15/月 ≒ 2,300円)
年払いなら$11.25/月(約1,700円)まで下がる、バランスの良いオールラウンドライブラリです。
メリット:
- 15,000曲以上、50,000以上の効果音
- Content ID保護付き
- 無制限ダウンロード
- Proプランにはストック映像も付属
デメリット:
- UIはEpidemic SoundやArtlistより洗練されていない
- 楽曲の個性がやや薄い
- 解約時のライセンス条件はEpidemic Soundと同様(失効リスクあり)
おすすめ: 特定ジャンルに偏らず幅広く使いたいクリエイター。
7. Pixabay Music(無料)
コミュニティアーティストが投稿する完全無料のライブラリです。
メリット:
- 5,000曲以上
- アカウント登録なしでダウンロード可能
- クレジット表記不要(推奨はされる)
デメリット:
- 品質のばらつきが非常に大きい — プロレベルからアマチュアまで混在
- Content IDホワイトリストがない。他のユーザーが同じ曲を登録した場合に申し立てが発生する可能性がある
- 検索・フィルタリング機能が限定的
おすすめ: たまにBGMが必要で予算ゼロの方。アップロード後にContent ID申し立てが来ないか手動確認が必要です。
8. Bensound(無料〜$50+/年 ≒ 7,500円+/年)
シンプルなライセンス体系で、無料プランはクレジット表記で利用できます。
メリット:
- オリジナル2,000曲以上
- クリーンで使いやすいジャンルの楽曲
デメリット:
- カタログが非常に小さい
- 人気曲は数百万の動画で使用されている — 他チャンネルと音が同じになる
- 無料楽曲のContent ID保護は限定的
おすすめ: たまにしか使わない、特定のジャンルだけ必要な場合に。
選び方の判断基準
状況別おすすめ
| あなたの状況 | おすすめライブラリ |
|---|---|
| 予算ゼロ、始めたばかり | YouTube Audio Library |
| 予算ゼロだが品質を上げたい | Uppbeat(無料プラン) |
| 月1,200〜1,500円なら出せる | Uppbeat有料 or Artlist |
| 月2,300円出せる、週1本以上投稿 | Epidemic Sound |
| 映画・シネマティック系 | Artlist or Musicbed |
| 解約後もライセンスを残したい | Artlist |
| Content ID保護を最優先 | Epidemic Sound |
Content ID保護の重要性
「ロイヤリティフリー」と表記されていても、作曲者や別のプラットフォームがContent IDに登録している場合、申し立てが発生します。
能動的にContent IDを保護するライブラリ:
- Epidemic Sound — チャンネルをホワイトリストに登録。申し立ては自動解除
- Artlist — 楽曲を登録し、申し立てを自動解決
- Uppbeat — Content ID保護を保証。申し立て対応サポートあり
- Soundstripe — Content ID保護付き
保護が不安定なライブラリ:
- YouTube Audio Library — YouTube管理なので安全(ただしカタログ小)
- Pixabay — 一元管理なし。個別の楽曲で申し立て発生の可能性あり
- Bensound — 無料楽曲の保護は限定的
解約時のライセンス比較
| ライブラリ | 解約後の扱い |
|---|---|
| Epidemic Sound | 楽曲を削除しないと申し立てリスクあり |
| Artlist | サブスク期間中に使った曲は永久ライセンス |
| Uppbeat | 楽曲を削除しないと申し立てリスクあり |
| Soundstripe | 楽曲を削除しないと申し立てリスクあり |
| YouTube Audio Library | サブスクなし — 常に無料 |
長期でチャンネルを運用するなら、この違いは大きいです。Artlistの永久ライセンスなら、解約後も過去動画の楽曲が保護されます。Epidemic Soundはサブスク継続が前提のため、解約すると過去動画すべてのBGMを差し替える必要が出てきます。
BGMの効果的な使い方
音量バランス
BGMは声を邪魔しない音量に設定するのが基本です。
- 声: 0 dB(基準レベル)
- トーク中のBGM: 声より**-18〜-24 dB**下
- トークなしのセグメント: -6〜-12 dB
確認方法: スマートフォンのスピーカーで再生して、BGMが声と競合していたら音量を下げてください。編集ソフトのヘッドホン確認だけでは気づきにくい問題です。
トランジション
曲が突然切り替わると違和感が生じます。
- クロスフェード: 1〜2秒で曲を重ねる
- フェードアウト→無音→フェードイン: セクション間に2〜3秒の無音を挟む
- エネルギーの変化に合わせる: トピックやセグメントが変わるタイミングで曲を切り替える
あえて無音にするタイミング
すべての場面にBGMが必要なわけではありません。無音には独自の効果があります。
- 感情的な場面 — BGMを止めると真剣さや誠実さが際立つ
- 複雑な説明 — 技術的な内容のときはBGMが集中力を妨げる
- クライマックス前 — 無音→BGM再開で印象が強くなる
音響についてさらに詳しくはマイク選びガイドを、制作環境全体の構築は機材ガイドを参照してください。
Key Takeaways
- 著作権付き楽曲を使うと広告収益の100%が権利者に流れる。 Content IDは5秒の使用でも検知する
- YouTube Audio Libraryは無料で安全。 初心者の出発点として最適だが、カタログが小さく他チャンネルと曲が被りやすい
- Epidemic Soundはフルタイムクリエイターの業界標準。 $15/月でContent IDホワイトリスト保護が最も信頼できる
- Artlistの永久ライセンスは長期運用で強い。 解約後も使用済みの曲はライセンスが残る。解約リスクを最も軽減できるサービス
- Uppbeatの無料プランは月3曲でContent ID保護付き。 月1〜3本投稿なら十分に実用的
- BGMの音量は声より-18〜-24 dB下が基準。 スマホスピーカーで確認して、声と競合していたら下げる
動画編集ソフトの選び方は編集ソフト比較ガイドを参照してください。
FAQ
YouTubeで使える無料のBGMはどこで見つかりますか?
YouTube Audio Libraryが最も安全です。YouTube Studio内の「オーディオライブラリ」から直接ダウンロードでき、全曲がContent ID申し立てなしで使えます。より高品質な無料BGMならUppbeatの無料プラン(月3曲、クレジット表記要)がおすすめです。Pixabay Musicも無料ですがContent ID保護がないため、アップロード後に手動確認が必要です。
著作権フリーBGMなのにContent ID申し立てが来るのはなぜですか?
「著作権フリー」と表記されていても、作曲者や別の配信プラットフォームがその曲をContent IDに登録している場合、申し立てが発生します。Epidemic Sound・Artlist・Uppbeatなどの大手ライブラリは、登録ユーザーのチャンネルをホワイトリストに入れることでこの問題を防いでいます。無料サイトからダウンロードした楽曲はこの保護がないため、リスクが高くなります。
Epidemic SoundとArtlistはどちらがおすすめですか?
週1本以上の投稿でContent ID保護を最優先するならEpidemic Sound。解約後も過去動画のライセンスを残したいならArtlist。Epidemic Soundはカタログが大きく(40,000曲以上 vs 30,000曲以上)ホワイトリスト保護が強力ですが、解約するとライセンスが失効します。Artlistはカタログが小さい代わりに永久ライセンスがあり、長期的なリスクが低くなります。
YouTubeでBGMの音量はどのくらいに設定すべきですか?
声を0 dBとして、トーク中のBGMは-18〜-24 dB下に設定するのが業界標準です。トークがないセグメント(Bロールなど)では-6〜-12 dBまで上げても問題ありません。編集後はスマートフォンのスピーカーで再生テストしてください。ヘッドホンでは気づかない音量バランスの問題が見つかることがあります。
Sources
- YouTube Audio Library — YouTube Studio — accessed 2026-04-03
- Epidemic Sound YouTube Integration — Epidemic Sound — accessed 2026-04-03
- Artlist License Terms — Artlist — accessed 2026-04-03
- Uppbeat for YouTube Creators — Uppbeat — accessed 2026-04-03
- YouTube Content ID System — YouTube Help — accessed 2026-04-03
- Musicbed License Comparison — Musicbed — accessed 2026-04-03
- Soundstripe YouTube License — Soundstripe — accessed 2026-04-03
- Copyright Claims on YouTube — YouTube Help — accessed 2026-04-03
- Royalty-Free Music Guide — VidIQ — accessed 2026-04-03
- Music Licensing for Creators — TubeBuddy — accessed 2026-04-03
- Audio Mixing for YouTube — Sweetwater — accessed 2026-04-03
- YouTube Copyright Policy — YouTube Help — accessed 2026-04-03